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【境界戦機】HGメイレスビャクチ レビュー

新たなロボ系コンテンツが登場だ!その名は【境界戦機】!

アイズ

なんだか面白そうな新コンテンツが出たみたいだね!ロボットプラモだけかと思いきや、アニメによる映像作品、漫画による読み物としてのアプローチだったり、フィギュアライズスタンダードで人間キャラの立体化もやるらしいねこれ!

マカセ

なんだかアニメの放送開始前からいきなり情報てんこ盛りな様子の境界戦機。当初はほとんど興味がなかったのでスルーして30MMでも組んでいようかと思う所だったのですが…

30MMも買いたいキットが買えず、また30MSは全くと言っていいほど手に入らず。そんな殺伐とした状況が続く中、Twitterで見かけた謎のカッコいいプラモデル!そうして少しずつ境界戦機のプラモを見ているうちに機体のカッコよさを見出すことになり、これも案外いいかなぁと思い直すことになりました。

目次

境界戦機ってなんだ?

境界戦機は、2021年10月から放送が開始される新たなロボットアニメ。機動兵器「AMAIN(アメイン)」による戦争が起こっている世界で、日本は4つの経済圏に分割統治されている隷属国となってしまっているのだとか。主人公アモウは日本の少年で、偶然にも山の中に隠されていた謎のアメイン「メイレスケンブ」を入手、そしてそれに連なるように自律思考型AIユニット「ガイ」を手に入れることになる。その後ケンブを隠していた廃工場の存在がばれたこともあり敵勢力から一方的に攻撃を仕掛けられてしまう。これを皮切りに長い戦いに身を投じていくことになる…という感じのストーリーになっている模様。

アイズ

シリーズ中初めて発売されたプラキットであるメイレスビャクチは、このアニメに先駆けホビージャパンで連載されている外伝「フロストフラワー」に登場する主役機だよ。こっちは日本を実効支配する敵対勢力の一つ、「大ユーラシア連邦」で開発された最新型のアメイン。北海道でレジスタンス活動を行っている主人公が所属する組織が強奪することで、主人公の乗機として戦っていくことになるようになるんだって。気になる人はホビージャパンを見てみてね!

マカセ

そして先日ついに【HGメイレスビャクチ】を買ってきてしまいました!ということで、今回はこのメイレスビャクチをレビューしていきますよ!

パッケージ

マカセ

パッケージ。シリーズ初のプラモが外伝機になるってのは中々ないんじゃないでしょうか?

アイズ

それはともかく、パッケージアートはいかにも寒そうな氷の大地の上、シールドで攻撃を防ぎながら戦うビャクチが映されているね。シンプルながらカッコいいパッケージだよ!

アイズ

説明書。バンダイ製プラモというだけあって、構成はガンプラの説明書にそっくりだね。

裏側には各種装備の解説、説明書内側には機体の組み立て方が解説してあります。

ランナー紹介

Aランナー。成型色はホワイト。

アイズ

A1と2に分けられていて、一部構成パーツを変えてあるけど基本的には同じパーツを収録しているランナーになっているみたいだね。

Bランナー。こちらはフレームが収録されているランナーになっているようで、他の機体…特に「メイレス」シリーズのアメインに使いまわせそうなパーツが多々見受けられますね。

アイズ

実際このランナーの名前は「ビャクチ」じゃなくて「AMAIN-1」になっているわけだし、他の機体にも流用できるように設計してあるってことなんだろうね。

Cランナー。共通ランナーであるAMAIN-2のランナーでもあるみたいですね。

アイズ

これはボディの装甲や肩の装甲の一部が収録されているみたいだね。

Dランナー。こちらも1と2に分けられているランナーで、脚部や腕部フレーム用パーツがそれぞれに収録され、D1にはリアアーマー用、D2には武装用のパーツがそれぞれ収録されているという違いがあるみたいですね。

Eランナー。E1は頭部のカメラアイを表現するためのクリアブルー成型で、E2は機体のイエロー部分を補うためのパーツが収録されています。

Fランナー。淡いブルー成型色が特徴で、頭部に肩、胸部や足などにワンポイントで装着し機体の色どりをより豊かにしてくれるパーツになっています。

Gランナー。こちらは武装が収録されているランナーのようです。

最後はシール類。足りない色分けを補うためのホイルシールに加え、番号がプリントされたマーキングシールの種類が付属。

アイズ

写真ではちょっと見づらくなっているけど、マーキングシールは一部塗装が剥がれている、または汚れてただれているような表現が含まれた数字があって、貼るだけで使い古した機体であるかのような様子にすることができるよ!

HG 1/72 メイレスビャクチ

マカセ

全体像。上半身のガンダムっぽい感じのシルエットに対し、下半身の逆関節が採用された獣のような構造が対照的な機体になっていますね。

アイズ

でも機体の形にカラーリングなんかも含めるとかなりカッコよく見えてくるね!

本体:各部詳細

続いて各部詳細を見ていきましょう。まずは頭部です!

頭部はブラックのフレームに白ベースの外装、イエロー、ブルーのパーツで装飾やヘッドガード、角?(というかアンテナ?)の色分けを再現。ヒロイックな形状にこのカラーリングはカッコいいですね!

頭部の可動域はこんな感じ。ボールジョイントでの接続になっているので、上下左右と自由に動かすことができますね。

アイズ

この辺りは他のプラモと変わらずってところかな?

中身はこんな感じ。しっかりフレームのようなものまで組み込まれているのが凄いですね…

腕、肩の可動域はこんな感じ。肩はボディのパーツが干渉し、ここまでしか上がらなくなっている模様。

アイズ

ちなみに肩は太めの軸接続になっているっぽい。肩ボールが主流になる前の古いガンプラによく使われていた構造だね。

腕フレーム。外装に肩と腕をくっつける形で腕を構成しているという構造になっています。

アイズ

…なんかスカスカな印象を受けるなぁこれ。構造は簡単だから修理とかは楽な気はするけど…

腹部。ボディとの接続は軸接続、腰とはボールジョイントでの接続になっています。そのためここをうまく使うことで体をひねるポージングを取らせることができます。

アイズ

剣系の武器を持たせるときに使えそうな気がする…

腰と脚の接続ジョイント。当初は30MMと同じような、着脱が簡単にできるものになっているのか…と思っていましたが、いざ組んでみると可動ポイントこそあれど脚パーツに固定して外せなくしてしまうタイプのジョイントになっていました。

アイズ

まぁ30MMのようにカスタマイズ前提で設計されてるわけじゃなさそうだし、この辺りはやっぱりガンプラみたいな感じの流れを感じるね。

足の可動域はこんな感じ。逆関節になっていまして、デフォルトの状態が既に中腰になっているかのような体制となります。

アイズ

脚を曲げると、かなりきれいに膝を折りたたむことができるようになっていて、かなりコンパクトにまとめることができるよ!どうもこの状態にしてアメインを運ぶトレーラーもあるみたいだけど…?

最近あまり見る機会がなくなった前後左右の開脚。こちらはフレームの可動域がかなり優れているようで、180度程度であれば余裕で動かすことができるみたいです。

アイズ

ただしフレームの接続軸はちょっと硬めになってるから、ガシガシ動かして遊ぶのには向いてないのかもしれないね。

足フレーム。この部分はフレームむき出しのままで完成となる部分ですが、ここだけでなんと6パーツ構成となっています。

その分可動ポイントも多く、地味な見た目ながらガシガシ動かせるようになってるね!これなら設置性もかなりよさそうだ…!

マカセ

キットにはありませんでしたが、このジョイント量と可動ポイントからすると、装甲付きの足が出たときに換装することもできるかもしれませんね。

アイズ

あるいは30MMなどで足を作ってみるのもアリかも?

付属品

ハンドパーツ。付属するのは武器持ち手1セット、平手1セット、右銃持ち手の3種類。左手用の銃持ち手もあればよかったのになぁと思ってしまいますね。

アイズ

なぜかこういう特殊ハンドってガンプラや30MMなんかでも右手用しか付属してないことが多いんだよね。だからこそ左手用が入っていればそれだけで評価ポイントになったんだけどね…

マカセ

形状に関しては特に変わったところはないように思えますが、平手を見ると指がとがっているようです。かなり鋭く刺々しい印象になっているのがわかりますね。

アイズ

このまま指を突き刺して攻撃しても強そうだなぁ…

武装一式。付属するのは60mm携行機関砲、四連装誘導弾携行発射機、シールドの3つ。ややこしいので機関砲→マシンガン、誘導弾発射機→ミサイルポッドと呼び変えておきましょうか。

アイズ

付属している武装はシンプルだけど、一つ一つのボリュームやディテールはなかなかのもの。3つだけとはいえこれだけでも満足度はかなり高くなりそう!

マシンガンラック。実はこれ、説明書通りにビャクチを組むと使用しない余剰パーツのようなものになっているのです。というのも、こちらはマシンガンをバックパック左側に装着するためのパーツ。通常バックパック左側にはミサイルポッドを装着することになるため、説明書通りに組むとこちらは使いようがないのですね。

アイズ

これを使えば、ミサイルポッドを装着するバックパック左側にマシンガンをマウントできるようになるってわけだね!

マカセ

これを実現するにはビャクチを2キット以上用意しなければなりませんが、両サイドにマシンガンをマウントし、マシンガン2丁装備、なんてのもできそうですね。

今回のビャクチでは使用されなかったフレームパーツです。

アイズ

今後の機体では何かしらの出番があってほしいなぁ…(そうじゃないともったいないからね!)

武装: 60mm携行機関砲

マシンガンこと 60mm携行機関砲。特に装飾はありませんが、かなりしっかりしたディテールに加え、武骨なデザインと成型色が渋いカッコよさを引き出しているように見えてきますね。

アイズ

フォアグリップみたいな可動ギミックもないシンプルな構成だけど、マガジンが取り外せるようになってるのがポイントだね!

どうにかしてマガジンラックを用意できれば、交換シーンなんかを表現することができそうですね。

装備は基本的に銃持ち手を使用します。やり方は簡単、白い指をトリガー部分に引っ掛けたうえでハンドパーツにグリップをセットし、黒い指部分を被せるだけ。

一応通常の武器持ち手にも装備させることはできるようですが、せっかくですし銃持ち手を使ってみるのもまたよさそうです。

アイズ

気になる所といえば、銃持ち手だけハンドパーツの色が変(指の一部が手の甲と一体化していることで白くなっている)なところかな?ここは要塗装かも。

装備させてみる。パッケージアートにもあったように、そこそこ大きめの銃を構えているビャクチを表現できます。本体の身でもかなりカッコいいですが、やはり武器を持たせた姿もいいぞ…!

アイズ

それでこの武器装備状態でうまいなぁと思ったのが本体との連動構造!マシンガン後部にあるストック部分は、腕にある不自然だと思ってた隙間にセットできるようになってたんだよ!

マカセ

なんだか不格好だなぁと思ってしまっていましたが、腕にある隙間はこのようにして武器を固定するための立派な構造だったというわけですね。これは脱帽ものですね…

ちなみにマシンガンは使っていないときには、前項でも記載していたようにバックパックにマウントして持ち運ぶことができるようになっています。

アイズ

基本的に右側にマウントすることになるけど、ほぼ余剰扱いになってたパーツを使えば左側にマウントすることもできるよ!

武装:四連装誘導弾携行発射機 (ミサイルポッド)

続いて見ていくのはこちら、ミサイルポッドこと 四連装誘導弾携行発射機 。

この装備は一基につき2門の誘導弾発射機が入っているユニットを2基連結したもののようで、合計4つの誘導弾発射機を一挙に装備できるようになるというものです。

アイズ

プラモ的にいえば、前面の中央にある黒いブロック状の部分がブルーで色分けが必要なことみたいに、ちょっと色分けが足りないかなぁって思う部分があるよ。だけどそれ以外はサイズ感、密度、ディテールとかなりいい感じのミサイルポッドになっててかっこいいね!

ミサイルポッドは底の部分(画像では逆においているため上に来ています)に3ミリピンがあるので、これをバックパック左右にセットしてあるアーム先端(緑丸の部分)に接続。

接続後アームをたためばマウント完了です。

アイズ

発射状態を再現したい場合は、アームを再び動かして角度をつけることができるってわけか!面白い構造になってるね!

武装:シールド

マカセ

シールド。こちらは様々なアメインに使える汎用武装になっているようで、形状もシンプル、接続方法は3ミリピン一本と構造もシンプル。サイズも小さめなので取り回しがしやすい、そして可動を阻害することもない、更に腕にセットして使うタイプになっているため、ハンドパーツには別の武装を持たせられるなどかなり扱いやすい装備としてまとまっているようです。

シールドの基本的な装着場所はここ、腕のサイドにある3ミリ穴になっています。

通常時はむき出しのフレームが見えている状態になりますが、シールドを装着することで追加装甲を持っているような感じになり、見た目的にもなかなかいい感じになりますね。

武装フル装備状態のビャクチ。ここまでくると更に戦闘用の機体っぽい感じになっていいですね…!

アイズ

ハードポイントに30MMのオプションパーツを盛って装備を拡張してみたくなるなぁ

おわりに

ということで、境界戦機よりHGメイレスビャクチのレビューでした!

多少気になる所はありましたが、主役機といっても過言ではない(というか外伝の主役機です)ヒロイックなカラーリング、シンプルながら堅実、それでいてカッコいい3つの武装、簡単に見えるが実は考え抜かれた機体構造と、プラモとしてみてもガンプラなどにも引けを取らない良さを持ついいキットになっているなと思いました。

プラモの出来は良作、そしてお値段もお手頃(だいたい2000円程度。買う店を選べば1900円など1000円台で買えるケースも!)というさすがバンダイといった感想になりますね。なぜ30MSがこうならなかった

アイズ

何よりもいいと思う点は、「買える」ということ!最近のプラモ事情で言うと、特にガンプラや30MSあたりがひどいけど、前々からあった転売屋の介入だけじゃなく、そもそもの出荷数自体が明らかに少ないという状況になっている模様。

マカセ

特に30MSティアーシャの本体やオプション一式などは、こちらも需要に対し供給が全然見合わなかったリシェッタよりも更に供給量が少なくなっているらしく、地方だと入荷すらしていないというケースもあったようです。(実際僕が住んでいる場所ではティアーシャ系は影も形もありませんでした…)

ガンプラなどポピュラーなシリーズも同じような状況(最近で言うとHGナイチンゲールやRGHI-νガンダムあたりが有名でしょうか?)になっている中、これだけのクオリティかつ価格で、「買える」プラモって凄く珍しいんですよ。

アイズ

まぁ…買えないものを追い続けようとしてもメンタルがすり減っていくだけだからなぁ…それならこの境界戦機みたいに買えるプラモを買って組むっていう方向にシフトしていく方がよかったりするのかもしれないね。精神衛生上。

マカセ

こういったプラモ界を取り巻く現状を差し引いたとしても、これから始まるアニメや続々登場するプラモシリーズなど期待できそうな要素がとても多いこの境界戦機シリーズ。よかったら皆さんも手に取ってみてくださいね!

アイズ

ちなみにTwitterなどで話題になった影響か、最近じわじわ売れ出してきているみたい!良いなぁと思った人はできるだけ早めに確保しておいてね!

それでは皆さん、よいプラモライフを!

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この記事を書いた人

当初家にたくさんあった「積みプラ」と呼ばれるものを崩すついでに「情報発信に挑戦」しようとブログを始めた人。早いものでブログ開設からもうすぐ3年となります。

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